ピースシルク

ピースシルクです。

欧州の主要都市を結ぶヨーロッパ横断特急が復活いたします。2020年12月に欧州4カ国の鉄道事業者が、13都市を結ぶ夜行列車を走らせることで合意いたしました。その背景には、二酸化炭素(CO2)を大量排出する飛行機の利用を敬遠する「飛び恥」現象が、庶民の間に起きています。因みに、航空機のCO2の排出量は乗客一人を1キロ移動するのに鉄道の5倍に達します。

一方、自動車業界においても内燃機関で走る車の廃止が各国から叫ばれてきております。脱炭素時代の移動手段は完全に化石燃料との別れを告げております。この全ての根源は地球環境問題で、第一に掲げられている温暖化にあります。日本もパリ協定に基づいて、温室効果ガスの排出量を2050年までに実質0を目指すという、より踏み込んだ目標を掲げております。

ファッション業界においても様々な変革が起きて来ております。その代表的なものは動物保護団体「動物の論理的扱いを求める人々の会」に端を発した、より動物に優しいファッションのあり方にあります。人間は長い間さまざまな動物の皮革や毛皮を衣料素材として使用してきました。毛皮、レザー、ウール、ダウン、カシミヤ、モヘアなどの素材は基本的には動物の犠牲の上に成り立って来ております。最近ではサテナビリティの視点から、より動物に優しいファッションの在り方が模索され始められております。 シルク素材においても、イタリアのメーカーから「ピースシルク」なる提案がファッション業界に投げかけられております。通常、シルク素材は蚕が繭を作ってから10日間前後で中の蛹を熱風で殺して糸を取ります。しかし、「ピースシルク」は、蛹を殺さずに蛹が繭を食い破って外に出た後の繭を原料として、糸にしております。これが「ピースシルク」としてファッション界にアピールしております。これらは全て動物保護の観点からうまれた新しい素材です。是非、「ピースシルク」と言う名前を耳にしましたら注目してみて下さい。

シルク製品のOEM生産やオリジナル生産は上海セリスにお任せください。