カイコがコロナワクチンの救世主

カイコのイラストです。

中国・武漢で発生した新型コロナは瞬く間に全世界に感染して、累計感染者数は1255万人を超えてしまった。また、累計死者数は56万人(2020/7/13)を上回り、依然として猛威をふるっております。そこでイギリスをはじめに、アメリカ・中国や我が国では、新型コロナのワクチン開発に国を挙げて取り組んでおります。早いところでは、今年の秋口には接種ができるようになると言います。

そんな中で、カイコが新型コロナワクチンの開発候補になると言うニュースが入ってきました。西日本新聞が報じた内容は、九州大学と九大発のベンチャー企業「KAICO」(カイコ)は6月26日、新型コロナウイルスのワクチン候補となるタンパク質の開発に成功したと発表しました。同大農学研究院が飼育しているカイコは約450種類。その中には、タンパク質を大量に作れる品種があることを発見しました。将来的には、カイコのまま「食べるコロナワクチン」の開発も視野にいれていると言います。

開発したのは、ウイルスの表面にあるスパイクのような形状の「Sパンパク質」。公開されているウイルスの遺伝子情報を、昆虫に主に感染するウイルスに組み込み、カイコに注射器で注入すると体内にSタンパク質が生成されると言います。

新型コロナウイルスは、Sタンパク質が人の細胞表面のたんぱく質と結びついて感染するとされています。ワクチンとして事前に摂取しておけば、免疫がその特徴を覚えて抗体ができ、本物のウイルスが入ってきた時にブロックすると言います。

もともと、九州大学は100年以上にわたり、カイコを飼育し、医療品開発に活用してきた実績があります。しかも、カイコは人工飼料で容易に飼育することができるので、大量生産も可能です。今後はマウスを使って実験し、臨床試験(治験)を行うと言います。注射器での使用が想定されますが、カイコの状態を食べることで腸から吸収されることも期待できます。

新型コロナの予防策としては、シルクマスクも好評を博しております。いずれにしても一日も早い終息を祈るばかりです。 西日本新聞より

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